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「教えて下さい」と質問するのは、義務教育までです。

2014.07.12

受験生で社会人(大人)の質問をする人と子供の質問をする人がいます。今日は、社会人としての質問の仕方について書いてみます。

まず勉強で「教えてください」と質問する人がいます。この質問は、小学校・中学校・高等学校での子供の質問です。高等学校は、義務教育でありませんが、ほぼ義務教育の間は、このように「教えてください」と質問して問題ありません。ですが、社会人の場合、このように質問してはいけません。社会人の質問は、「私はこのように考えるのですが、いかがでしょうか?」と自分の考えをまとめてから、意見を求めるのが大人の質問です。

義務教育の勉強は、正解を暗記するのが勉強です。そのため、「(正しい答えを)教えてください」と質問しても問題ありません。例えば、歴史上の事件である応仁の乱は、1467年に発生しました。そのため、義務教育の勉強は、応仁の乱=1467年と暗記します。

社会人の勉強は、考えるのが勉強です。例えば、科学技術の安定向上の施策検討や最先端技術の採否の検討などです。暗記するべき正解の無い事を勉強するのが、社会人の勉強です。すなわち、正解を暗記するのは、大人の勉強でありません。考えるのが大人の勉強です。

ただし、「私はこのように考えるのですが、いかがでしょうか?」と質問した時に「そのように考えるのでなく、別の考えをしてください」と指導される場合があります。貴方と指導者の意見が違う場合です。この場合は、大多数が、指導者に従った方が賢明です。(従うとは、もちろん盲目的に従うのでなく、納得して自分の考えとして意見を受け入れる事です)

指導者とは、どのように考えるべきかを知っているから技術士試験に合格しています。もし貴方が、複数回技術士試験に不合格であるならば、多くの場合、指導者の方が技術士にふさわしい考えです。

社会人(大人)の質問とは、自分の考えを持って質問し、考えが食い違う場合は、指導者の意見を尊重する事です。

では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。