坂林和重の技術士試験コラム
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合格する720文字詳細業務は、どのように記述するか。
さて貴方は、720文字詳細業務の記述は、始めましたでしょうか? JESでは、3月23日(日)から始めます。今日は、720文字詳細業務の記述について書いてみます。
720文字は、過去に筆記試験後に提出を求められた技術体験論文と同じ目的で記述します。技術的体験論文は、図表を交えて原稿用紙に記述して提出していました。これを720文字の文字情報だけで記述するのですから、高度なテクニックが必要です。(長文が書けないと言う意味では、俳句や短歌のイメージです)
図表を使わずに言葉だけで試験官に図表をイメージをしてもらう必要があります。試験官の頭の中に図表を描く必要があります。
また、数値も重要です。技術文書なので定量的に記述する必要があります。例えば、ただ単に増加したと言っただけでは、試験官に伝わりません。同じ増加と言う言葉でも1%の増加をイメージする試験官や200%増加をイメージする試験官がいます。定量的に貴方の成果を記述する必要があります。
時々ですが、自分以外が出した効果を記述する人がいます。例えば「このプロジェクトでは、これだけの効果を出した」と言う記述です。この文書を見た試験官は、次のように考えます。「プロジェクトは、技術士試験に合格相当です。でも、この受験生は、不合格です」と考えます。すなわち、プロジェクトでなく貴方が出した実績を記述する必要があります。
そして、記述には、貴方の立場・役割・提案・実績・現在の評価も記述する必要があります。それぞれの記述は、論理的思考力・応用能力・課題解決能力・専門知識を表現する必要もあります。
この記述内容で、貴方の仕掛けた質問される項目に試験官が質問した時、事前に貴方が準備した模範解答を読み上げるだけで「合格決定」となります。
これらを踏まえて十分内容の濃いそして技術士にふさわしい業務の720文字を記述してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。