坂林和重の技術士試験コラム
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JESは、3月23日(日)から業務経歴を記述します。貴方は?
JESでは、3月23日(日)から「受験申込書及び業務経歴票」を書き始めます。まだ書いて無い貴方も大丈夫です。このコラムを読んでいる貴方も書き始めてください。今日は、記述の注意点について何点か書いてみます。
まず大学院を卒業している人は、必ず業務経歴票の一番上の項目を記述してください。10年前後の業務経歴で受験する人は、大学院の2年間の業務経歴の有無が、貴重です。大学院の研究が、現在の業務にどのように役立っているか解るように記述してください。
次に入社してからの業務経歴です。ときどき見かける人に最近の10年間だけを記述する人がいます。ダメです。入社した時から現在までを記述してください。最近の10年間だけしか記述して無い場合に試験官は、次のように考えます。「はじめの時期は、人に見せられない業務経歴なのだな」と考えます。人に見られたら困る業務経歴であれば、仕方がないですが、書いても問題無い業務であれば記述してください。
さらにとぎれとぎれの年数で記述するのもダメです。途中で切れることなく連続で現在まで記述してください。途中で切れている業務経歴にする場合は、人に見せられない業務の場合だけです。その様に恥ずかしい業務の人は、いないと思いますので、連続して記述するのが基本です。
次に記述内容です。「地位・職名」は、適切に記述します。主任や部課長などと書いてもダメです。技術士にふさわしい「地位・職名」で記述してください。この時に会社の決められている名称と異なるものでも問題ありません。重要なのは、業務内容を適切に表現している事です。業務内容を適切に表現していれば、技術士らしい名称になるはずです。
業務内容は、技術士法の第2条に沿って記述してください。入社したころは、記述する項目が1項目でも良いと思います。ですが、近年は、ベテランらしく2項目以上を記述してください。特に経験年数が、10年以上の人は、注意してください。記述文字数は、解り易くするために枠内に記述できる最大限を記述してください。業務期間は、入社から現在までを5つの期間に分けて記述してください。空白行の無いようにするのも重要です。記述内容は、入社したころをまとめて記述して、現在を詳しく記述するようにしてください。貴方の専門知識・応用能力・課題解決能力などをアピールする記述にしてください。試験官は、この3項目を確認しています。
多くの人は、720文字詳細業務を気にしています。ですが、口頭試験では、半分以上が、上記の業務経歴で不合格とされています。しっかりと合格できる内容としてください。
今からでも大丈夫です。JESでも3月23日(日)のセミナーから記述を始めます。何を書くべきなのか、何を書いたら不合格になるのかをしっかりと説明して書いてもらいます。遅れている人や途中から参加の人は、特別メニューで追いつくようにします。まだ間に合いますが、そろそろ危ないギリギリとも言えます。十分上記を考慮して技術士にふさわしい内容として記述してください。3月23日(日)のセミナー(←ここをクリック)が楽しみです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。今年合格するための最後のチャンス。