技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

動画コース(A+B+C)
【技術士第一次試験】動画学習コース
今のお勧めはこちらです
2023年度のセミナーは、全て終了いたしました。
多くの参加をありがとうございました。

口頭試験は、人材確認です。

2013.10.13

きょうは、口頭試験について書いてみます。

口頭試験については、口頭試験対策(←ここをクリック)に詳しく記述していますが、その実施の重要事項の一つには、技術士にふさわしい人材かどうかの判定があります。

試験官は、技術責任者・技術リーダー(=技術士)にふさわしい人材を見つけて合格させたいと考えています。この口頭試験を正しく理解して試験にのぞむ必要があります。

例えば、口頭試験で試験官の質問に対して「知らない」と解答すると不合格になります。これは、何でも知っているかを判定していると誤解してはいけません。知らないことがあっても問題ありません。

もちろんある分野の専門家として、専門知識は必要です。ただ重要なのは、知らない事でも解答を導き出す能力の有無です。

貴方が、技術士試験に合格して技術的な指導や助言する立場になった事を考えてみてください。貴方が知らないことを聞かれたときに「知らない」と解答すれば、それでお終りです。貴方もそんな責任者は、不要と考えるでしょう。責任者は、知らない事でも情報を集めて解答を見出すのです。それが、技術責任者・技術リーダー(=技術士)にふさわしい人材なのです。

さらに失敗経験についても同じです。失敗経験は、貴重な経験です。大きな成功を収める人は、失敗経験も多いのがあたりまえです。しかし、口頭試験で試験官に失敗経験を質問された時に「私は失敗経験が多く、ほとんど失敗です」と解答すると、厳しい結果になります。そうでなくて技術士は、「1回目は失敗したが、2回目は経験を活かして大きな成功を収めた」となるべきなのです。なぜなら技術士は、技術責任者・技術リーダーとしてグループを成功に導く人材だからです。責任者は、グループを失敗と言う結果に導いてはいけないのです。

以上を踏まえて貴方は、技術士にふさわしい人材として口頭試験にのぞんでください。試験官は、貴方が技術士にふさわしい人であれば「合格させたい」と判断してくれます。

では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。