坂林和重の技術士試験コラム
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技術士が、なぜ最高ランクの資格なのか。
2013.09.30
きょうは、技術士が、最高ランクの資格である理由と、技術士試験で求められている専門知識について書いてみます。
受験生の皆さんは、「最高ランクの資格だから、さぞかし高度な専門知識が必要」と考えています。しかし、私(坂林)の感覚からいうと、専門知識だけに限ると最高ランクと言うほどの高度さでありません。専門知識は、受験条件にある「指導を受けて4年間」や「自力で勉強する7年間」で得られる専門知識があれば問題ありません。
この4年間や7年間の勉強とは、受験部門の専門家であると認められる専門知識を取得しているかどうかの年数です。そのため、専門知識だけを考えた時に他の資格試験の方が、高度な専門知識を要求している場合もあります。
では何が最高ランクの資格かと言うと、「応用能力・課題解決能力・論理的思考力」+「技術者倫理」が、高度に要求されています。この能力を文書で表現するのが困難であるため、多くの優秀な技術者が、不合格になっているのです。
これらの能力は、まさに私がこのコラムで記述している技術責任者(=技術士)に求められている能力なのです。
専門知識+応用能力・課題解決能力・論理的思考力+技術者倫理=技術責任者
もし貴方が、「専門知識だけで合否が決まる」と考えているのであれば、ただちに考えを改めてください。専門知識だけでは、永遠に不合格です。来年も不合格です。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。