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口頭試験の結果は、2月~4月の準備で半分決まる。

2013.09.11

2020年の東京オリンピック決定は、極めて良いニュースです。日本の景気へも良い影響があると思います。そして技術士試験にも影響があります。2020年に向けて技術士試験の難易度が上昇します。TPP、新試験制度、オリンピックと技術士資格の国際的価値が上がるのと並行して、難易度も上昇します。この件については、後日に機会があれば、解説したいと思います。

今日は、オリンピック招致のプレゼンテーションから見る技術士試験の口頭試験です。

まず今回の招致プレゼンテーションは、素晴らしいの一言でした。今回のプレゼンテーションの良さが成功の原動力だと思います。 でも本当でしょうか?

私は、確かに今回のプレゼンテーションが良いのを認めます。ですが、前回の落選した時も良かったと思っています。しかし、多くの人が、「今回のプレゼンテーションは、素晴らしかった」と言います。そして、前回のプレゼンテーションは、悪いと批判されました。

この違いを貴方は、どのように考えますか? 私はこの違いが、先入観にあると思っています。

例えば、身近な例で考えて下さい。野球の好きな人は、理解できると思いますが、3番・4番・5番の主力選手と6番・7番・8番の選手の打率の違いです。3番・4番・5番選手の打率は、0.30前後です。そして6番・7番・8番選手の打率は、0.25~0.20程度です。その差は、0.05~0.10しかありません。すなわち10回打席に立って初めて差のつく程度です。ゴルフにおいてもそうです。一流選手と二流選手のパット数の差は、数十回パットをして初めて差のつく程度しかありません。

しかし皆さんは、数値以上に大きな差を感じると思います。私は、この違いを先入観だと考えます。

オリンピックの話に戻します。今回のオリンピック招致のプレゼンテーションは、皆さん「今回成功した。だから良い点があるはずだ」と考えます。前回のオリンピック招致のプレゼンテーションは、皆さん「失敗した。だから悪い点があるはずだ」と考えるのです。すなわち、長所探しになるか、欠点探しになるかの違いで、これだけ違う評価になるのです。

これと同じことが、貴方の技術士試験でも起こります。12月の口頭試験です。口頭試験では、貴方が面接室に入る3~5分程度前に先入観が決まります。何かといえば、口頭試験の試験官は、貴方が面接室に入る3~5分前に「受験申込書及び業務経歴票」・「筆記試験の解答」を全て一読します。まさに一読であり、理解できなくても二度三度と読み返すことなどありません。すなわち試験官は、貴方の情報を得てから口頭試験を実施します。何を質問するかを考えてから口頭試験を始めます。これが、先入観になります。

試験官が、貴方を「素晴らしい技術者」と考えて長所探しの面接を実施すれば、良い結果につながります。逆に貴方を「問題のある技術者」と考えて欠点探しの面接を実施すれば、悪い結果につながります。

だから、「受験申込書及び業務経歴票」の作成が重要なのです。「筆記試験の復元」が重要なのです。

貴方が、口頭試験を欠点探しで無く長所探しの口頭試験に変えて最終的に合格したいのであれば、十分な準備をして試験に臨んでください。技術士資格が国際資格になって、難易度が大きく変わる前に早く合格することを強くお勧めします。

では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。