坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
技術士試験は【考え方試験】、今ある知識を整理整頓、考え方をまとめる。
資格試験では、大多数が【知識試験】です。どれだけ知識を持っているか、また、その知識が正解と一致しているかを問うのが、【知識試験】です。
これに対して、技術士試験は、数少ない【考え方試験】になります。
技術士試験を受験するには、受験資格があり、最低限4年以上の実務経験が必要です。人によっては、7年以上の実務経験で受験します。(経験豊富なベテランが受験する試験です)
実務を複数年経験している人は、まじめにやれば専門知識があるのが当たり前です。持っている専門知識をどのように活用しているかを問うのが、【考え方試験】です。
試験では、【考え方試験】として次のようなことが問われています。
1、指導できる技術力があるか?(説明せよなど、専門知識を問う)
2、筋道をきちんとして考えているか?(論ぜよなど、論理的思考を問う)
3、将来を見据えた考えをしているか?(あなたの考えを述べよなど、今後の見識を問う)
4、倫理など人物的に問題ないか?(口頭試験で人物確認)
このことを理解しているかどうかで、簡単に合格できる人もいれば、複数回受験しても合格できない人の違いとなります。
多くの受験生は、すでに合格するだけの知識がすでにあります。なので、「知識が不足しているから知識を増やして受験する」と考えると、合格が危ういです。
知識を増やすというよりは、今ある知識(キーワード300程度)を整理整頓して、【今後の動向と課題】を考えるのが、技術士試験の受験勉強になります。
まとめると、技術士試験は、【考え方試験】なので今ある知識を整理整頓して、考え方をまとめ、どのように表現するかを勉強するのが、受験勉強になります。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。