坂林和重の技術士試験コラム
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技術士らしい人材とはどのような人か。
先日、技術士らしい人材になるのが、正しい技術士試験対策と説明しました。それでは、技術士らしい人材とはどのような人だと思いますか?
技術士らしい人材とは、次のような人です。あるいは、次のような人を目指す人です。
1、実務家です(研究者ではありません。評論家でもありません)
2、何か専門分野を持っている高級技術者です(自分以外の人の専門知識を活用するマネージャーではありません)
3、技術指導の出来る、あるいは、プロジェクトリーダーの出来る技術責任者です(自分の仕事だけを考える担当でありません)
4、企業の経営者や自治体の首長に将来像を考えた技術的助言のできる人です(今後の有るべき姿を語る事のできる人です)
5、公衆の利益を考えて行動する人です(考える範囲の広い人です)
6、自分から積極的に行動する人です(待ちの仕事をする消極的な人でありません)
7、トラブルを自責として、他責にしない、困難を乗り越えて結果を出す人です(失敗を周りの責任にして自分は努力しない人、トラブルがあると結果の出せない人でありません)
8、周りの意見をよく聞き自分で考える人です(独善的であったり、自分で考えない思考停止の人でありません)
9、自己研鑚をして自分で成長できる人です(過去の技術者でなく現役の技術者であり続けようとする人です)
10、好奇心旺盛で新しい知識・知見を常に吸収する人です。
上記「1、~10、」のいくつかが当てはまり、そして、いくつかが当てはまらずとも目指している人が、技術士にふさわしい人材です。8月の筆記試験で「あなたの考えを述べよ」の問題のときに上記の考えが文面に出ます。11月~12月の口頭試験のときに質疑応答で貴方がどのような技術者か試験官は見ています。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。