坂林和重の技術士試験コラム
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論文試験と記述試験の違いを理解していますか?
技術士試験は、論文試験と言われています。論文試験は、記述式の試験ですが、一般の記述試験と違います。
ではみなさんは、論文試験と記述試験の違いを理解していますか?
Yahooの辞書検索によると【論文】と【記述】を次のように説明しています。
【論文】
1 論議する文。筋道を立てて述べた文。
2 学術的な研究の結果などを述べた文章。「博士―」
【記述】
1 文章にして書きしるすこと。また、書きしるしたもの。「見聞したことをつぶさに―する」
2 《 description 》事物の特質を、事実そのままに正確かつ組織的にしるしのべること。
この説明で解るように【論文】は、議論や筋道など書き手の意思のようなものが必要です。これに対して、【記述】は、見たままを書きしるしたり、ありのままに書きしるすことです。すなわち書き手の意思が必要ありません。その証拠に【論】でさらに検索してみると次のように説明されています。
【論】
1 物事の筋道を述べること。また、その述べたもの。意見。「―の立て方がおかしい」「―が分かれる」「人生―」
2 意見をたたかわすこと。議論。論議。「―の外(ほか)だ」「水掛け―」
3 インドの仏教学者が著した教義の綱要書。論書。また、教義の注釈などをした文献。論蔵。
4 漢文の文体の一。自分の意見を述べる文。
このように、技術士試験で行われる論文試験は、受験者の考えが書込まれている必要があります。この考えを勉強するのが、キーワード学習なのです。
論文試験では、貴方の考えが書込まれないと合格できない事をしっかり理解して勉強してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。