坂林和重の技術士試験コラム
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言葉を知っているだけでは合格できません。
2013.01.15
知識試験と考え方試験の違いは、皆さん理解が難しいようです。このコラムを見ている人は、知識試験と考え方試験の言葉は、ほとんどの人が知っています。ですが、キーワード学習の資料を見せて戴くと考え方試験の学習になって無い人がほとんどです。言葉を知っていても意味を理解できてないのが現状です。
知識試験とは、次のような試験です。
例えばの例で説明します。まず「水は、H2Oです」と勉強します。そして、試験問題で「水はなんですか?」と出題されたときに、「H2Oです」と解答します。これが、知識試験です。知識試験は、知っていれば誰でも正解できます。そして誰が解答しても同じ解答になります。すなわち、問題と正解をセットで暗記するのが、知識試験です。
考え方試験は違います。
考え方試験は、「今後の日本は、どのようになるべきと考えますか?」のような問題です。この問題の解答は、10人いれば10人の解答があります。ある人は、「技術立国になるべきである」と解答するでしょう。別の人は、「高齢化に合わせて福祉の国になるべきである」と解答するでしょう。さらに別の人は、「資源の無い島国として国際貿易を重視すべきである」と解答するでしょう。
このように知識試験と考え方試験は、大きな違いがあります。もし知識試験のつもりで勉強したのでは、10年勉強しても技術士試験に合格できません。あるいは一生合格できないかもしれません。
早く合格したい人は、この違いを十分理解してください。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。