坂林和重の技術士試験コラム
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合格論文機械的作成法とはどのようなモノか。
2012.09.23
あなたは、誰かと話をしている時に話し相手が、あなたの知りたい事を話さず、相手の話したい事を一方的に聞かされた経験があると思います。話がかみ合わない状態です。これは「相手の聞きたい事でなく自分の話したい事を話したがる人間の性質」が、原因です。
文章も同じで、自分の書きたい事を書くのは、得意ですが、相手の知りたい事を書くのは、不得意です。
受験生が、技術士試験の論文試験で不合格になる最大の原因もここにあります。試験問題の質問に答えて無い論文が大多数であるため不合格になる人が多数出るのです。自分の書きたい事を書くのでなく、相手の知りたい事を書くのが合格論文を書くコツです。
JESで無料セミナーを実施する時に毎回参加者に「あなたの一番良く知っている事について問題の条件で論文を書いてみてください」と問題を解答してもらっています。ですが、ほぼ全員が、合格論文をかけません。すなわち、自分の良く知っている知識の豊富な事を論文にするのでも、合格論文を書けないのです。合格論文が書けない原因は、知識の有無で無く要求されている事を書かないのに原因があるのです。
そこで必要になるのが「ひな型論文」です。ひな型論文に知識を当てはめていけば、要求事項を漏らさず記述できます。機械的に合格論文が記述できることになります。これが、「合格論文機械的作成法」になります。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。