坂林和重の技術士試験コラム
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え!? 勉強には、仮眠が有効?
2012.07.23
7月22日(日)日本経済新聞の朝刊(14面)に面白い記事が載っていました。タイトルは「運動・勉強 伸びるコツは・・・すかさず仮眠」です。
早稲田大学(内田直教授)の研究チームが、運動や勉強をした直後に仮眠をしたグループと読書など別の休憩をしたグループを比較しました。すると仮眠をしたグループの方が、能力の向上が見られたそうです。
記事によれば、運動であれば運動の手順としての知識が一時記憶として脳内の海馬に蓄積されます。仮眠することによって一時記憶が、整理されて大脳や小脳に移されるのだそうです。この整理して移す作業に仮眠が関わっているので『能力アップに仮眠は有効』とのことでした。
仮眠時間としては、夜の睡眠と違うので15分~60分の間が良いとのことでした。もちろん夜の睡眠でも同じ脳内効果があるそうですが、長い睡眠からの目覚めでは、脳の活動がすぐに活発にならないのが短時間仮眠を勧める理由だそうです。(それと昼に長時間の睡眠は、出来ないですものね)
記事には、次の書籍も紹介されていました。参考にされてください。
・脳に効く『睡眠学』:宮崎総一郎著
・ビックリするほどよくわかる記憶のふしぎ:榎本博明著