坂林和重の技術士試験コラム
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記述力の余裕は?
2016.06.16
記述式で貴方に記述力の余裕があるだろうか? 今日は、そんな事を書いてみます。
技術士試験では、600字詰め原稿用紙で1枚・2枚・3枚に解答を記述する必要があります。私の経験で受験勉強を始めた当初は、『こんな大量の原稿用紙に記述できるのだろうか?』と不安でした。しかし勉強が進むに従って記述力がついてきました。逆に筆記試験の1~2か月前には、解答を原稿用紙1枚・2枚・3枚に収めるのに苦労しました。『もっと書く事があるのに、これだけしか書けない』と言う思いでした。
そして少しでも多くの文字を書くために原稿用紙の空白行を削減し、行頭の空白マス目を削減し、描く図表を小さくする工夫をして指定の枚数内で解答できるようになったのが、筆記試験の1か月前でした。まさに今頃の時期です。それまでは、空白の多いスカスカの解答でした。
今の貴方はどうでしょうか? ときどき見かける人に、聞かれてもいない概要を記述する人がいます。あるいは、問題文をそのまま転記する人がいます。聞かれた無い事を記述する人は、実力の無い人です。『1、はじめに』と書き出す人は、多くの場合心当たりがあると思います。記述力の無い人が行う空白埋めの逃げテクニックです。
実力のある人は、解答に聞かれた事だけを記述してください。不要な事を記述する人は、実力の無い人です。十分注意してください。
では、最短合格を目指して頑張りましょう。