坂林和重の技術士試験コラム
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論理と理論の違いとは。この違いが合否を分ける。
技術士試験には、論理的思考力が求められています。今日は、技術士試験に合格するための論理的思考力について書いてみます。
技術者が、一般的に身に付けているのは、理論的思考力です。論理的思考力と同じ文字ですが、文字の順番が違います。理論と論理です。この違いは、極めて大きいです。技術者が、学生の時から社会人に至るまで継続的に鍛えているのは、理論的思考力です。論理的思考力は、ほとんど鍛えていません。特に学校では、教えていません。貴方は、この違いを理解しているでしょうか?
さて理論とは、すなわち理と論です。理は、物事の道理であり過去の科学者が発見して積み上げてきた理屈です。そして理論的思考力とは、理を使って論ずる能力です。技術者である貴方も長年鍛えている能力なので、問題無く身に付けています。
問題なのは、論理です。論理とは、論(貴方の考え)を理を持って説明する事です。論理的思考力とは、貴方の考えを相手に理解できるように思考する(説明する)能力です。何故ならば、どのような立派な考えも相手が理解できなければ、無意味だからです。
多くの受験生で問題なのが、相手の理解の有無にかかわらず持論を展開する人です。理解を考えずに持論を展開する人は、迷惑です。貴方も聞きたくない話を延々と聞かされた経験があると思います。
試験官も同様です。理解できない意見を延々と聞かされると、「早く終わってくれ」「結論は、不合格だから」と考えます。例え貴方の考えが正当で素晴らしくても、不合格です。何故なら、(相手に理解されない話)=(訳の解らない話)だからです。
もし貴方が、一発合格したいのであれば、試験官に理解される論理的思考力を鍛えて下さい。理論的思考力でありません。
論理的思考力を集中的に鍛えたい人は、JES技術士合格セミナー(←ここをクリック)に参加して下さい。ベテラン技術士が貴方の参加を待っています。
では、最短合格を目指して一緒に勉強しましょう。