坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
試験当日の携帯品や小物・小技など。
今日は、試験当日の携帯品など小物小技について書いてみます。
まず試験センターから受験票が届いていると思います。もし届いてない人は、試験センターに問い合わせてください。
受験票で真っ先に確認して欲しいのが、受験番号・氏名・受験地・技術部門・選択科目・専門事項・試験日・試験会場です。記載に何か不備がある場合は、試験センターに問い合わせてください。
その受験票には、次の事が記載されているので必ず読んでください。
■試験会場について
■試験当日の携帯品
■採点に際しての取り扱い
■筆記合格発表について
■受験上の注意
■試験科目と試験時間
試験当日の携帯品が記載されています。見落としやすいのが、写真付きの身分証明書です。受験票を紛失した時に役立ちますので受験番号のメモとセットで持参してください。
筆記用具は、3セット以上を持参してください。字消し版・定規・シャープペン・消しゴムなど1個や2個落としても気にならないように準備してください。落とした物は、拾う事無く放置して試験に集中してください。
シャープペンは、可動部があるので壊れる場合もあります。特に技術士試験では、大量の文字を書きます。壊れるタイミングと重なる可能性が高いです。私が受験した時は、シャープペンを5本持参しました。
お弁当の購入は、自宅近くで済ませてください。試験会場近くでは、売り切れて購入できません。
それと、試験日が、35度を超える猛暑日になる可能性があります。体や頭を冷やす物を準備してください。入れ物として良いのが、発泡スチロールの箱です。キャンプ用品などアウトドアグッズを販売しているお店で使い捨ての安いものを購入するのも方法です。中に入れるのは、氷・お弁当・飲み物・タオル・栄養ドリンク等です。昼食後に午前中の緊張から疲れて眠くなる場合があります。栄養ドリンクは、カフェイン入りがお勧めです。頭を冷やすものとしては、保冷剤と濡れタオルのセットがお勧めです。
手の汗をぬぐうのに乾いたタオルも必要です。それと扇子やうちわなどもあると暑さ対策になります。ただし、試験時間中に扇子やうちわは、使用禁止です。なので大きめの定規を持参するのも良いかもしれません。大きめの定規を扇子代わりに使用します。
暑さ対策も重要ですが、空調機の吹き出し口に着席した場合を考えて、着る物を1枚持参してください。空調機の寒さ対策です。寒い思いをしたのでは、試験になりません。あなた一人のためにエアコンを止めてくれることなどありません。寒い思いを我慢できる準備をしてください。
それから、耳栓も便利です。周りの人のシャープペンで文字を書く音が気にならなくなります。ただし、耳栓は、試験時間中に使用可能品に記載無いので試験官に「耳栓を使います」と申告しておくと安心です。
お金は、タクシーに乗れる金額を持参してください。公共交通機関で試験会場へ移動するのが基本ですが、何があるかわかりません。公共交通機関の事故による遅延を想定してください。試験センターへ電話する小銭も準備してください。
試験会場は、前週の早朝で同じ時間帯に下見してください。公共交通の混雑状況などが解ります。場合によって、今年だけ工事中で通れない道があるかもしれません。前年と状況が違います。遠方から試験会場に出向く人は、試験会場近くのホテルに前泊するのも方法です。
それから、試験時間の合間で休憩時間は、顔見知りからの受験談議に巻き込まれないようにしてください。顔見知りからの「午前中の試験どうだった?」や「あんな問題を出すなんて試験センターもおかしいよな~ぁ」など無意味な会話に付き合わされると時間のムダです。特に不合格になる人に無駄話が多いと思ってください。合格予定の貴方は、周りに話しかけられない雰囲気を作って自分のことに集中してください。
試験が終わったら、ただちに解答を復元してください。4か月後の12月に口頭試験で記述内容について質問されます。質問された部分は、記述内容に不備があると思って補足説明ができるように準備が必要です。口頭試験の面接官が、せっかくくれる補足説明のチャンスを無駄にしてはいけません。
以上、試験当日は、実力が発揮できるように事前準備を万全にしてください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。