坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
書いてはいけないNGワードがあります。
「待たれる」や「思われる」という表現が、散見されるのでこの表現について書いてみます。
「待たれる」とは、何かの問題の解答で「技術革新が待たれる」や「開発が待たれる」という表現です。この表現は、一般技術者であれば、問題ありません。ですが、技術士および技術士試験の受験生が、この表現を使うと問題があります。
端的に言って待たせているのは、技術士を含めた専門家です。そして待っているのは、一般人です。もし貴方が、「私は専門家でありません。一般人です」というのであれば、「待たれる」と表現しても良いです。ですが、受験部門の専門家で無いと自分で認めた瞬間に技術士試験は、不合格になります。「受験申込書及び業務経歴票」を記述するときに説明しました。貴方は、720文字の詳細業務説明でこの言葉を使って無いと思います。「思われる」「望まれる」「待たれる」等は、全てNGワードです。この言葉以外でもNGワードが多数あります。もし今年合格したいのであれば、NGワードを書かないようにしてください。
それから、結論を書かない文書もダメです。要望や希望を書くのは、一般人です。一般人は、結論を求めています。その一般人に結論を示すのが、専門家です。結論を書けない専門家は、ダメです。
さらに解答で定量的な文書を書かないのもダメです。簡単に言えば、数値を書いて無い文書です。評論家であれば、定性的な文書でも良いですが、技術士は、実務家です。数値を示せない技術士試験の受験生は、不合格です。
上記以外でも合格発表の前に合否判定の決まってしまう文書があります。ぜひNGワードを書かないように注意してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。