坂林和重の技術士試験コラム
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読みやすい文章と読み難い文章の違いとは。
今日は、読みやすい文章と読み難い文章の違いについて書いてみます。
まず読みやすい文章とは、何が書いてあるか解り易い文章です。例えば、問題文で要求されているものがあれば、そのまま表題にします。問題文で「課題を3つ挙げてそれぞれに解決策を提案せよ」とあれば下記のようにします。
1、課題
(1)・・・・・
(2)・・・・・
(3)・・・・・
2、解決策
(1)・・・・・
(2)・・・・・
(3)・・・・・
それぞれの記述内容は、(1)と(1)、(2)と(2)、(3)と(3)で対応させます。こうすることで課題が3つ記載されているのが一目瞭然です。また、解決策が3つ記載されているのも一目瞭然です。記載内容が対応しているので、迷う事もありません。
また「起結承転結」という書き方もあります。ここで「結」は、これからどのような結論を書くのか想像できるように「起」を書くと言う事です。そうすれば試験官は、「これから結を説明してくれるのかな?」と思いながら読みます。そして予想通りの結論が記述してあれば、「なるほど」となります。試験官の期待を裏切らない予想通りの論文が、良い論文です。
1文は、なるべく短文にします。1文の長い例は、法律の条文です。法律の条文は、1文が長い難解な文章の典型です。
一文一意も重要です。一文にいくつもの意味を入れると理解し難い文章になります。いくつもの意味を記述する必要あれば、箇条書きとします。
また、上から下へ1回だけ読んで理解できる構成とします。試験官は、忙しいので理解できるまで読み直すことなどありません。1回読んで理解できなければ、意味不明の論文と評価します。そのため、1回だけ読んで理解できる文章にします。これを一読了解の文章と言います。
本件以外でもわかりやすい文章を書くコツがあります。研究してみてください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。