坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
赤ペン指導の少ない人は、合格直前です。
2014.05.20
受講生には、さまざまな実力の人が来ます。人によっては、「いつでも合格できる」実力者がいます。また「合格まで時間のかかる」人もいます。JESでは、能力のある人とまだまだの人で教え方が違います。
実力者に教える場合は、「ここの表現がおかしいので考えて下さい」と問題点の場所を指摘します。訂正方法を説明しません。また、同じ内容で訂正すべき場所は、代表の1カ所のみ指摘します。訂正する内容や訂正すべき場所は、自分で考えてもらいます。この自分で考えるのが、一番実力のつく勉強方法です。なぜなら、技術士試験の勉強は、暗記するのが勉強でなく自分で考えるのが勉強だからです。ただし、訂正すべき場所だけは、指摘します。なぜなら、自分で自分の訂正すべき場所は、実力者でも気づかないからです。
これに比べて初心者の場合は、「ここをこのように訂正してください」と訂正する内容と場所を赤ペンで記述します。場合によってこちらで文章を書きかえてしまいます。本当は、この「こうやってください」という指導は、受験生自身で考えないので実力がつかないのですが、やむおえません。本人の実力がついて自分で考えられるまでこの方法を行います。
以上から、自分にどの程度の実力があるかを赤ペンの記述で判断できます。赤ペン記述の少ない人は、実力者です。もうすぐ合格できる人と判断されている人です。これに比べて、赤ペンで具体的に訂正方法を指導される人は、合格までまだまだの人です。赤ペンが入らないように懸命に勉強してください。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。