技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

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実力者と実力不足の人の勉強の違い。

2014.04.07

貴方は、技術士試験の指導を受けているでしょうか? そしてその指導の時にどのような指導を受けているでしょうか? 今日は、JESが受講生の実力によって指導方法を変えているのを説明したいと思います。

技術士試験は、考え方試験です。そして、高校の授業や大学入学試験、または、一般の国家試験は、知識試験です。考え方試験と知識試験では、勉強方法が違う事を何回か説明しました。この違いは、勉強の教え方においても影響を与えます。

知識試験の場合は、模範解答があります。そしてその模範解答は、唯一無二なので模範解答と解答方法を指導します。そして、模範解答を暗記してもらうのが、知識試験の勉強です。

しかし、考え方試験は、模範解答がありません。あるのは、解答例です。そして解答例は、技術者の人数だけ複数存在します。そのため、実力のある受講生に対しては、解答例を示しません。そして、ヒントを示して解答を導き出す勉強をしてもらいます。これが、実力者への指導方法です。なぜなら、考え方を勉強するのが、考え方試験の最重要部分だからです。もっと具体的には、「ここに訂正すべき部分がありますよ。どのように訂正するか自分で考えてみてください」と指導します。これが、実力者に対する指導方法です。

これに対してまだ実力不足の受講生に対しては、解答例を示します。解答例を示した場合に、解答を考えだす勉強が失われるので、本当は、悪い指導です。ですが、やむなしです。自分で考えられない受講生には、解答例を示しています。もっと具体的には、「ここをこのように訂正してください」と訂正方法を指導します。訂正方法を受講生が考えるのでなく指導者が考えるのです。

私(坂林)は、別の機会で「技術士とは、技術責任者です」とも説明しています。技術責任者とは、解答を教えてもらう人でありません。答を考え出す人です。もし貴方が、「ここをこのように訂正してください」と指導を受けていれば実力不足です。自分で考え方を勉強する努力をしてください。そして「ここをどのように訂正するか自分で考えて下さい」と指導されるように頑張ってください。それが、技術責任者(=技術士)になるための勉強です。答を教えてもらうのが勉強でありません。

では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。