坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
貴方にとって必要な専門知識とは。
先日のセミナーで専門知識を深めようと考えている人がいたので専門知識について書いてみます。
まず貴方と試験官は、専門分野が違うと言うのを理解してください。貴方は、自分の専門分野で技術士に成ろうとしています。そのため、貴方が得意とする専門分野の話をした場合、試験官よりも貴方の方が、専門知識豊富です。なので貴方は専門知識を深めても意味がありません。すでに試験官より詳しく知っているからです。これ以上詳しくなる必要ないはずです。
貴方が勉強すべきなのは、試験官よりさらに詳しくなるのでなく試験官に対して的確に解り易くするにはどうするかと言うのを勉強すべきなのです。例えば、課題と問題を区別できない人は、厳しい結果になります。
また、奇抜な考えを持っている人も厳しい結果になります。試験官に納得してもらう文章を書く必要があるので、理解できない内容もダメです。どんなに優れた内容でもダメです。
専門知識は、次の条件も重要です。
1、実用化直前か、直後の先端技術
2、発展性のある技術
3、公益に役立つ技術
4、国などの公共機関が正しいと理解している技術
以上の専門知識は、ベテランである貴方であれば既に身に付けているはずです。だから、専門知識を深める勉強は、不要だと説明しています。その証拠に貴方は、専門知識不足で普段の業務ができないと言う事が無いはずだからです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。
【余談ですが】
余談ですが、このコラムも3月27日(木)に1500回目を迎えます。第1回は、2010年2月からスタートしました。次の1500回に向けて1人でも多くの技術士が誕生する事を願って頑張りたいと思います。3000回目は、4年後の2018年になる予定です。