坂林和重の技術士試験コラム
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合格論文作成法は、模範解答の暗記でありません。
受験生の中に過去問題を解いて合格しようと考える人がいます。ですが、過去問題を解いて勉強しても不合格です。試験に同じ問題は二度と出ません。何故かというと、毎年問題は、新作されるからです。そして問題を作成する人は、過去にどのような問題が出題されたか知っている人が担当します。
予想問題で勉強しようとする人もいます。ですが、予想問題でも不合格です。試験問題が完成するのは、本番試験の1か月前です。しかしその問題が手に入る事はありません。
ただし、問題を予想することは、それほど難しい事でありません。例えば、「環境と安全が試験問題に出題される」と宣言してみましょう。おそらく従来の傾向から、必ず出題されるはずです。90%よりもかなり高い100%に近い確率で予想が、的中するはずです。ですがこのように予想しても無意味です。
例えば、試験問題が手に入らないので全文を完全に一致させるまでの予想が困難だとして次のように予想問題を作成したとします。念のため、予想問題は、27,000,000通りの作成が可能です。JESの無料セミナーで解説(←ここをクリック)しています。
1、環境と安全について貴方の考えを述べなさい。
2、環境と安全について貴方の課題を述べなさい。
3、環境と安全について貴方の問題を述べなさい。
4、環境と安全について貴方の知る事を述べなさい。
「1」が本番試験で出題されたとすれば、「2~4」の問題は、ほぼ完ぺきに問題が予想できたと言えます。ですが、同じ解答を記述したのでは、どの問題であっても不合格です。
「1」は、「考え」を記述する必要があります。「課題」「問題」「知る事」を記述したのでは、不合格です。「2」についても「課題」を記述する必要があります。「考え」「問題」「知る事」を記述したのでは、不合格です。「3」については、「問題」を記述する必要があります。「考え」「課題」「知る事」を記述したのでは、不合格です。「4」も同様です。「考え」「課題」「問題」「知る事」は、すべて違う事です。違う解答を書く必要があります。
このように説明した時に、「それぞれを少しずつ記述したら合格するのでは?」と考える人がいます。ですが、それもだめです。不要な事を記述したのでは、「問題を正しく理解して無い」と判定されて不合格です。
貴方は、どのような問題を出題されても合格する合格論文作成法を理解する必要があります。合格論文作成法は、暗記すべき模範解答でありません。フレームワークです。JES技術士セミナー(←ここをクリック)では、5月に解説します。なのでどのような問題が出題されても合格できるのです。
では、「最短合格」を目指して一緒に頑張りましょう。