坂林和重の技術士試験コラム
今のお勧めコース
オリンピック招致の佐藤真海氏に学ぶ。
貴方は、佐藤真海氏を知っていると思います。東京オリンピック招致のプレゼンテーションでトップバッターを務めたパラリンピック選手です。ご存知のように佐藤氏は、片足を失い、そして、3.11で被災と言う苦しみを味わいました。佐藤氏は、二重の苦しみから立ち直りました。素晴らしいと思います。
でも見えているのは、それだけです。本当は、骨肉腫で足を失った後、「再発と言う死への恐怖」と戦ったと思います。あるいは、今も戦っているのかも知れません。3.11もそうです。6日間の家族と連絡が取れないときは、「なぜ私だけこんな目に合うの?」と思ったはずです。「私だけ?」が彼女をボランティアに走らせたのでしょう。彼女の苦しみは、私の想像です。それでも彼女は、立ち直ったのを知るべきです。あの素晴らしい笑顔の下に我々の知らない苦しみがあるのを想像するべきです。しかも単に立ち直っただけでなく、それをバネにしました。
バネにしたとは、片足を失ってその苦しみから立ち直り普通の人に復帰したのでなく、片足を失ってパラリンピックを知り飛躍を遂げたのです。オリンピック招致のトップバッターを務める人になったのです。片足を失わなければ、彼女にその様な飛躍はなかったと思います。五体満足であれば彼女は、普通の素敵な女性で終わったかもしれません。苦しみが、彼女を飛躍させたのです。
彼女には、これからも苦しいハードルが、待ち受けているかもしれません。しかしそのハードルは、彼女を育てるハードルになるはずです。より優れた人になるためのハードルになるはずです。
さて技術責任者(=技術士)を目指している貴方は、いかがでしょうか? 仕事が忙しく勉強できないと思います。 どのように勉強すればよいか解らない苦しみもあるかもしれません。キーワード学習が進まず苦しんでいるかもしれません。
ですが、その苦しみが貴方のハードルなのです。神様は、貴方に乗り越えられないハードルなど示しません。目の前のハードルは、必ず貴方に乗り越えられます。そしてその苦しいハードルを乗り越えた時に貴方に飛躍が待っています。苦しいハードルだからこそ貴方は、飛躍できるのです。苦しいハードルを喜び、ぜひ、必死で頑張ってください。貴方の飛躍を待っている人がいます。
では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。