技術士試験専門予備校 全部門 完全対応宣言
JESは技術士試験専門予備校として、全部門(21部門)の合格ノウハウを教えることを宣言いたします。【代表取締役:坂林和重】 各コース一覧表(PDF)

坂林和重の技術士試験コラム

今のお勧めコース

動画コース(A+B+C)
【技術士第一次試験】動画学習コース
今のお勧めはこちらです
2023年度のセミナーは、全て終了いたしました。
多くの参加をありがとうございました。

意味不明の話は、無益な話か?

2013.06.21

私は、仕事がらいろいろな場所で講演することがあります。講演するときに注意する事の一つに参加者の理解力を考えて、理解できる難易度を50%に設定します。これは、0%や100%の理解では、いずれも失敗講演だと言う意味です。なぜそのように設定するか貴方は、理解できますか?

理由を説明します。講演を聴く人は、当然ですが講演内容を理解しようとしています。そのため理解できない講演は、不満やストレスが残ります。参加者は、場合によって「意味不明の講演」と評価します。0%理解となる講演は、失敗講演になります。

また、100%容易に理解できる講演は、低レベルの講演になります。参加者は、場合によって「聴く必要の無いレベルの低い講演」と評価します。すなわち100%容易に理解できる内容も失敗講演となります。

以上から、50%が容易に理解でき、残りの50%が高度でしっかり聴く必要のある内容にします。この難易度50%の設定が、聴く人に最大の満足度を与えます。しかしながら、参加者全員に難易度50%を設定することは、困難です。一人一人の理解力が違うために0%や100%になる人が必ずいます。

さてここからが今日の本題です。貴方が、100%理解できる場合は、内容を正しく評価できるので問題ありません。しかし0%理解の場合は、「意味不明の講演」と判断しないでください。後からでも何とか「理解すべき講演」と判断してください。なぜなら貴方が知らない内容を理解したとき、今後の貴方のためになるからです。

さらに何か話を聴く場合においても同様です。相手があなたに理解できない内容を話した場合に、「意味不明の話」と判断しないで「理解すべき話」と考えてください。これが貴方の能力を伸ばす一つの方法です。

では、「最短合格」を目指して頑張りましょう。