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坂林和重の技術士試験コラム

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技術士論文は、理解してもらって始めて合否判定される。

2013.06.07

貴方は、論文を書くときに読者(採点官)を考えて書いていますか? もし考えて無いならば、次の人を想定して書いてください。

1、年齢は、55~60歳程度。

2、遠近両用メガネをかけている。

3、専門分野は、貴方と少し違う人。例えば取引先の技術部長など。

4、超多忙な人で貴方の論文を採点する時間は、2分間/1枚です。

5、採点時間帯は、20:00~24:00です。

6、採点量は、2000枚の手書き文書を1カ月で採点します。(毎日100ページ近くを採点する重労働です)

7、周りの人に採点官と気づかれないように採点するので、基本的に自宅で採点です。

実際にも上記のような人が採点しています。

このような人が、短時間で手書きした貴方の論文を採点します。そうすると貴方は、何を考えて記述するかです。

年齢から文体は、口語調よりも文語調を好むと思います。「ですます調」よりも「である調」が好まれます。また、正しい日本語を好みます。

メガネをかけている事から読みやすい文字とします。例えば、文字の濃さは、少なくともHB以上とします。できれば、B以上が良いでしょう。また、癖字は、今のうちに直しておきましょう。

専門分野の違から狭い分野の専門用語を使わないように記述します。略語を使うときは、初めに正式用語を示してから使います。この専門用語は、普段何気なく使っているので自分で気づかな人もいます。

採点時間の2分間/1枚から、上から下へ1回しか読んでもらえないと思ってください。貴方が、普段読みたい本は、理解できるまで前にさかのぼって何回も読むと思います。しかし技術士論文は、1回読んで理解できないと理解できない論文と判定されます。

採点時間帯から、早く結論の解る論文を心掛けます。例えば、まず結論を記述して説明を続けて記述します。あるいは、結論が予想できるような文書を早い段階で記述して結論を予想させて記載します。前もって結論の予想できる論文は、理解しやすい論文です。

採点量から、明らかに空白の多い論文は、即決で不合格とします。

上記以外でも気づく事があるとおもます。試験の合否は、貴方が決めるので無く採点官が決めます。合格と判定される論文の記述を心掛けてください。

では、最短合格を目指して頑張りましょう。