坂林和重の技術士試験コラム
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不合格判定される文章の例を一つ説明します。
2013.06.06
不合格にされる文章に結論だけ書かれた文章が有ります。身近な例で説明しましょう。例えば貴方が自動車を定期点検に出したとします。定期点検が終わって点検費用に「ブレーキ修理10万円」と書かれていたらいかがでしょうか?何か思い当たる理由があれば10万円の大金を支払うと思います。しかし、思い当たることが無ければ「ブレーキ修理は、なんですか?」と必ず聞くと思います。
このように短い文章であれば、誰でもすぐにダメな文章であることが理解できます。ですが、筆記試験においてこのような文章を書く人が非常に多いです。結論だけ書いて試験官が「なぜ?」と疑問になる事に答えずに終わってしまう文章です。試験官に疑問を持たれたら不合格です。
会社の報告書や上申書などで上司から説明を求められる事の多い人は、結論だけ書く人です。
貴方が文章を書くときは、結論と理由をセットで書くようにしましょう。例えば、ブレーキの例では、次のように書かれていたら納得できると思います。
ブレーキポンプにひび割れがあり、破損寸前でした。交換修理しましたので10万円戴きます。必要あれば、部品を保管してありますので確認して下さい。
いかがでしょうか?さらに部品の写真などが添えられていたら、疑問に思う人などいないと思います。(価格交渉は、すると思いますが)
貴方が文章を書くときは、結論と理由をセットで書くようにして下さい。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。