坂林和重の技術士試験コラム
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貴方が、課題・問題点・将来動向を苦手とする理由は。
みなさんがキーワードで苦手なのは、「課題」「問題点」「将来動向」だと思います。なぜ苦手になるか理由が解りますか?苦手になる理由は、暗記で勉強しようとしているからです。暗記で勉強する人の勉強パターンは、【調査⇒記録⇒暗記⇒調査】これの繰り返しです。この勉強パターンは、先人がいて先人の英知を暗記するのが勉強です。すなわち先人の後についていく勉強パターンです。高校生までは、この勉強パターンで良かったのです。一般の資格試験は、この勉強パターンで合格できます。ですがこの勉強パターンでは、技術士に合格できません。
技術士の勉強パターンは、【調査⇒記録⇒考察⇒追記⇒暗記⇒調査】となります。技術士の勉強の大きな特徴は、考察があることです。何故考察があるかというと技術士は、技術責任者(技術リーダー)だからです。
技術責任者(技術リーダー)は、調査したことをうのみにしません。うのみにしないとは、疑うという意味で無く自分で考えるということです。調査したことを「このままで良いのだろうか?課題は?問題点は?将来は?」と考察します。考察して追記します。だから技術士は、技術責任者(技術リーダー)なのです。だからグループの先頭に立ち指導者と成る事ができるのです。
考察しない人は、「原理原則基礎技術」が得意です。調査すればいくらでも調べることができるからです。特に近年のインターネット技術を使えば、ほぼ無限に調査と記録をすることができます。しかし技術士という技術責任者(技術リーダー)ではありません。暗記を中心として勉強する人は、物知りの技術者です。しかしインターネットで調査すれば解る範囲を超えることができません。
問題意識を持た無い人は、指導を受ける立場の人であり技術責任者(技術リーダー)に不向きなのです。
技術士に成るには、自分で考える考察が必須なのです。
では、一発合格を目指して頑張りましょう。